卵かけご飯oni-黄身玉研究3

とんがり鬼さん

2011年10月14日 16:59


今回は常温の卵と、冷蔵庫から取り出した直後の冷えた卵を
同時に加熱し、火の通り具合の違いを調べてみます。
また、プレートの過加熱を防ぐため、上ヒーターのみで加熱します。

2回目
卵温度:左は常温、右は冷却(推定約5℃)
サイズ:MS、鮮度:新鮮、ヒーター:500W(上ヒーターのみ)
直径:100mm(今回から広がるだけ)


卵を割ってまず気付いた点は、
両者とも、新鮮な卵の特長らしく卵黄はこんもりしていますが、
大きさが全く違います。やはり個体差があるようです。
常温の卵は、卵白がべたっとして張りが全くありませんし、
卵黄の上に卵白の膜も出来ず、完全に露出しています。
一方、冷やした卵は卵黄も卵白も新鮮そのもので、張りがあり、
卵黄は卵白の膜で覆われています。

とりあえず、上記の条件で時間を少しずつ加えて加熱してみました。
トップの写真は3分加熱したところです。
見ての通り、左の卵白は真っ白になり、一応火が通ってますが、
右の冷えた卵はほとんど生状態です。
指で触ってみると、どちらの黄身もまだ柔らかい状態です。


さらに加熱してみます。
左の常温の卵は1分追加、右の冷えた卵は2分追加しました。
合計で、常温の卵4分、冷えた卵は5分です。
指で触ってみると、なんと常温の卵は硬くなっています。
たったの1分追加しただけで、一気に火が通ったようです。
冷やした卵は、白身の膜もちょうど良い感じに仕上がってます。


黄身の中心をカットしたところです。
常温の方は完全に火が通っており、黄身は全く流れ出ません。
一方、冷やした卵の方は、白身の皮膜で覆われしっかりしており、
黄身もトロ~ッとしています。


冷やした卵を500W(上ヒーター)で5分加熱した黄身玉の裏側です。
触ってみると柔らかく、そのままでは破れてしまいそうです。
もう少し加熱した方が良さそうです。

結論・推論
1.卵のサイズが違っても黄身の大きさはほとんど変わらない
と言われているが、実際には個体差がある。

2.今回の実験では、鮮度が同じでも、常温の卵白はべちゃとして
張りがなく、卵黄を覆う膜も出来ない。

3.常温の卵はある一定時間を過ぎると一気に中心まで火が通る。
一方、冷やした卵は中心部に熱が通りにくく時間もかかる分
時間の管理が容易である。


今回は、ここまで。
次回は冷やした卵で、加熱時間を特定したいと思います。


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