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はいさい、とんがり鬼さんです。

これまで何度か紹介したピーマン肉詰めに関して、
「肉が縮んで隙間が出来る」というような
ご意見を数件いただきました。



そこで、タネが縮まない方法や、すき間を生かしてチーズを巻く
方法など色々試してみましたので、コツなども合わせて紹介します。


まず、一般的に知られている片栗粉や小麦粉を使う方法です。
写真のように隙間無く仕上がりました。
やはりこの方法がピーマン肉詰めの常套手段だと思ったのですが、
食べてみると美味しくないのです。というか、不味い！

理由は、焼くときに油を敷かないと焼くことが出来ないし、
タネから出てくる脂も全部片栗粉が吸ってしまうので、
ベチャベチャして食感が悪くなるからだと思います。


次に試したのは、タネの半分を先に炒め、残りの生のタネと
混ぜたものを詰める方法です。検索で初めて知った方法です。

焼き上がりの写真を撮り忘れたのですが、確かにタネの半量に
あらかじめ火を通してあるので、縮みは少ないですが、やはり
すき間は出来ました。しかも面倒です。

それ以外に、つなぎのパン粉・牛乳・卵の量を多めにして作る
方法も試しましたが、完全に隙間を無くすことは出来ません。

最後に試したのは考え方を変えることです。
そのための強力な質問を一つ、、、

あなたが本当に作りたいピーマン肉詰めは
隙間の無い、見た目が美しいピーマンの肉詰めですか？
それとも、
食べて美味しいピーマンの肉詰めですか？

肉の縮み・隙間に気を取られるあまり、おいしい料理に仕上げる
のが本来の目標、ということを忘れていませんか？

ことわざでいえば、
角を矯（た）めて牛を殺す
ことになっていませんか？

意味は、
牛の曲がった角を直そう（矯正）と手を加えているうちに牛を殺して
しまうこと。転じて、少々の欠点を直そうとして、かえって全体を
ダメにしてしまうたとえ。
枝葉末節にこだわって、肝心な根本を見失うことのたとえ。

これは料理のことだけでなく、あらゆる物事に当てはめても
使える、非常に含蓄のあることわざです。
例えば、些細なことで夫婦喧嘩になったり、子供の小さい欠点を
気にし過ぎたり、規則を守ることが目的になったり・・・

閑話休題

このピーマン肉詰めは、リング状にしたピーマンにタネを詰めて
いるので、焼いているときに余分な脂がでてヘルシーですし、
つまようじで止めているのでポロット外れることもありません。

焼けばお肉は縮むもの。隙間が出来たらラッキーです。
その隙間にチーズを詰めて、もっと美味しくできるのですから。


チーズを綺麗に巻くコツです。
粗熱が取れたら、一旦つまようじを外しピーマンを広げてチーズを
巻きます。その際、一旦外したつまようじをピーマンの巻き初めの
内側の皮と肉に刺し戻す（左写真）ことで、肉に付いたピーマンの
形と同じ位置に戻すことが出来、一体感が得られます。

最後に、
最初からチーズを巻いて焼けばいいのでは、という疑問に
お答えします。

写真のように、肉・ピーマンに火が通る前にチーズは流れ出て
しまいました。

チーズを溶かすには、オーブントースターで数十秒～1分位
加熱する方法が最適なようです。

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